突っ立ってるだけなんて言わせない
2015年11月17日
カテゴリ: SEKAI NO KOUKOKU
今回は街で見かける「え⁉︎なにあれ⁉︎」な看板をご紹介。
もう 種も仕掛けもありません、なんて言わないよ、絶対。
■韓国 ニコン(光学機器)
駅から直結の家電量販店へ続く道にはレッドカーペット。
看板には、通行する人を感知してフラッシュが一斉に光る仕組みが隠されています。
一瞬にして報道陣に囲まれた有名人気分が体感できる看板。
良いカメラで撮られる気分も悪くないかもなぁ・・・なんて恍惚と歩いていくと
あら不思議、カメラ売り場へご到着というワケ。
■ポルトガル Koleston(化粧品)
女性の形に看板を切り抜き、時刻によって色を変える背景の景色すら
デザインの一部にしてしまっているロマンチックな例。
彼女へのメールに「君のこと、思い出しているよ…」なんて夕日をバックに
写真を送ってみるネタにも使えます。
ま、女性は「似てないし…」とか冷静に返しちゃう生き物ですけどね。
■カナダ エコノミスト(週刊新聞)
看板に付いた電球の前を人が通ると、何かを閃いたように
電球が光る仕組み。
「あー、あれあれ、えーと何だっけほら、あの、ココ(喉元)まで出かかってるんだけど…!」
なんてときは、この看板の前でウロウロしてみるといいかも。
思い出した瞬間のスッキリ感が倍増する気がします。
■スイス Floralp(食品)
パンに塗られたバターの部分だけが食べられてしまっています。
それくらいやみつきになりますよ!というバターの宣伝。
よく見かける”パンの上でとろけたバターのビジュアル”ではなく、
あえて食べられてしまっているビジュアルを使っているのがニクいところ。
バターのことか!とわかる⇒カリカリのパンにバターを塗る想像が止まらなくなる⇒
『スーパー行ってバター買わなきゃ!』
…完璧なシナリオです。
こんなに心もおなかも揺さぶられる看板が街中に溢れていたら、なんて面白いことでしょう!
たかが看板、されど看板。なにげない生活の中で、”誰にでも”体感として記憶に残せるのは
生活者のそばにあるOOHだからこそ為せるワザ・・・かもしれません。
【出典】
viewoncanadianart.com
quietglover.com
adgang.jp
www.pfq.co.jp