交通広告の手法を徹底解析!【二ノ巻】

 

解説は南の富士さんでお届けします。

 

其の壱

zurakaburi

決まり手:づらかぶり

解説:某刑事の特徴のある髪(?)を立体的に表現している。間近で見るほどに伝わる部分は、大相撲の砂かぶり席と似たようなところか。

 

 

其の弐

hikaku

決まり手:ひかく

解説:露骨であるほどに注目が集まる。この飲料メーカーの比較広告は以前から行われていたが、国内では比較広告が珍しいので一層際立つ。むき出すライバル心は栃若か柏鵬のよう。

 

 

其の参

ninkimono

決まり手:にんきもの

解説:登場したとたん、わっと人だかりが出来る人気者。圧倒的な人気を誇った千代の富士に姿が重なる。単なるビジュアル広告だけでなく、イベント開催が同時に出来るのもOOHの魅力。

 

 

其の四

yukifurashi

決まり手:ゆきふらし

解説:冬の渋谷・ハチ公口に突如雪が舞い降りた。クリスマスイベント告知の一環で、人工雪を降らせているのだ。夢の国ならではのサプライズに歓声が沸いた。決して水戸泉の塩撒きではない。

 

 

其の五

hitotsunagi

決まり手:ひとつなぎ

解説:グサッと刺さるもよし、共感するもよし。キャッチコピーの神髄である「胸に突き刺さり、残る事」を見事に表現した一文は、強靭なバックボーンがあるからこそできる表現ではないか。まるで66代横綱・若乃花の美しく強靭な大腿二頭筋を見ているようだ。

 

 

其の六

keisoku

決まり手:けいそく

解説:特殊ディスプレイの前に立った人がカメラで映し出され、サイコパス数値を計測した大掛かりな展開。数値結果が出るまでのドキドキ感は、新弟子検査さながら。

 

 

其の七

kisetsukan

決まり手:きせつかん

解説:駅構内が、天井には造花、壁には花柄のシートで覆われた。春の訪れを告げるのは、桜か大阪場所の寄せ太鼓か。

 

 

其の八

uwagaki

決まり手:うわがき

解説:あろうことか、モデルの顔に落書き! これもデザインの一つなんです。わずかなシワでも人の印象はガラッと変わる、という事をうまく表現している。こんな上書きをされたモデルは、魁皇の右上手を取られた時の絶望感に似たものを感じたのでは。

 

 

其の九

daihakuryoku

決まり手:だいはくりょく

解説:新宿駅駅前に表れた、大迫力のディスプレイ。まるで「ハワイの黒船」の異名をとった小錦以上である。

 

 

其の拾

oyajigyagu

決まり手:おやじぎゃぐ

解説:解説席で時にオヤジギャグを交え、分かりやすい解説で定評のある北の富士のようだ。週刊少年ジャンプに登場する人気キャラクターとコラボした缶コーヒーの広告。

 

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