交通広告の手法を徹底解析!【三ノ巻】

 

解説は南の富士さんでお届けします。

 

其の壱

bokasi

決まり手:ぼかし

解説:「涙で、画面が見えなくなる」というコピーを、あえてぼかしたビジュアルで具現化。涙なしに見られない断髪式と、どちらが泣けるか。

 

 

其の弐

doyagao

決まり手:ゆうえつかん

解説:飛行機と新幹線のスピードの差を見せつけるコピー。北海道出身の関取のように、今はほとんど見られない駅の伝言板を使ったところにもポイント。

 

 

其の参

isamiasi

決まり手:いさみあし

解説:モデルの顔を黒塗りにし、足に目線を集中させているパンストの広告。土俵上の勇み足は頂けないが、こちらの女性は何とも勇ましく感じるほどの美脚である。

 

 

其の四

kamisukashi

決まり手:かみすかし

解説:不器用な自分が作業員であったら、この掲出作業は緊張の連続であろう。切り絵を模した繊細な広告は、後ろの紙が白だからこそ際立つ。白い肌が印象的な把瑠都が懐かしい。

 

 

其の五

susoharai

決まり手:すそはらい

解説:足元に溜まりやすい花粉対策として、空気清浄器の特徴を生かした特殊展開。裾元を払いのける姿は時天空そのもの。

 

 

其の六

hyakuretuhari

決まり手:ひゃくれつはり

解説:「ゴチャゴチャ感」がコンセプトの、電気量販店と衣料品店のコラボ店があるJR新宿駅構内をジャック。不規則に貼られた広告で異世界へ誘う雰囲気を漂わせている、技ありの展開。技のデパート・舞の海もビックリ。

 

 

其の七

jissyoku

決まり手:じっしょく

解説:イベントスペースを実食スペースへ変えた広告展開。駅利用者の足をソースの香りで足止めした。会社帰りにふらっと立ち寄る両国のちゃんこ料理店よりもインパクトがある。

 

 

其の八

kakekurabe

決まり手:たけくらべ

解説:誰でも背の高い人と並ぶと丈比べをしたがるもの。長身のバレーボール選手と並ぶ機会が無い人も、これで身長差を実感できるはず。身長203㎝の曙もずいぶん丈比べをされたとか。

 

 

其の九

girichoko1

決まり手:ぎりがえし

解説:男子たるもの一年のうちのビッグイベントの一つ、バレンタインデー。ただし、気になるあの子から一目で義理とわかるチョコを渡された時の絶望感は筆舌に尽くしがたい。甘いけどホロ苦いチョコの広告に、スイーツ親方こと芝田山親方も驚いたのではないだろうか。

 

 

其の拾

narikiri

決まり手:なりきり

解説:「スペースオペラの最高傑作」の声も高い映画に出てくる架空の武器を手すりに施した、ファンならずとも戦士になりきれる展開。思わず赤色を掴んでしまった日には、周りから「ベ〇ダー卿」なんてあだ名を付けられてしまうかも。相撲は相手の髷を掴むと反則負けです。

 

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