Chapter_2-3
「都営バスはどんな利用者が多いのか??
(巣鴨・北・練馬・千住・南千住・青戸)」
2016年9月1日
カテゴリ: the 鉄の極み
どうも。
最近、大型自動二輪の免許を取得する為、教習所に通いだしたこうのしんです。
いよいよ今回は都バスはどんな利用者が多いのかについての最終回です!
結構長かったですが、最後までお付き合い頂けると幸いです。
城北地区をメインに管轄している営業所についてレクチャーしていきます。
■巣鴨自動車営業所
〔主な運行エリア:池袋駅東口、大塚駅、巣鴨駅、春日駅、東京大学、東京ドームシティ〕
巣鴨自動車営業所は、文京区内を中心に運行しており、特に大塚駅から錦糸町駅を走る
「都02」系統は乗降人員が多い為、1時間あたり8~10本運行されています。
文京区内は学校の数が都内で2番目に多く
御茶ノ水、春日エリアには東京大学や日本大学、中高一貫校などが点在している事から
通学者に多く利用されています。
■北自動車営業所
〔主な運行エリア:王子駅、池袋駅東口、赤羽駅、田端駅、西新井大師〕
北自動車営業所は王子駅を中心に、城北エリアをメインに運行しています。
特に北区内と池袋駅東口から西新井駅に向かう「王40」系統では1時間に10本近く運行しており、
沿線は住宅地がメインとなる為、通勤・通学での利用が多い路線です。
また、高等学校(東京成徳・都立荒川商業etc)が比較的多く点在しているのも特徴です。
■北自動車営業所練馬支所
〔主な運行エリア:新江古田駅、目白駅、池袋駅、新宿駅西口、ホテル椿山荘東京、日本女子大学〕
目白通り(都道8号線)をメインに走行する営業所です。
目白駅を中心に東は練馬、西は江戸川橋、南は新宿、北は池袋まで伸びる路線を管理しています。
沿線は主にエリアとなっており、「白61」系統は練馬車庫から新宿まで、
オフィスビルやマンションが建ち並んでいる為、多くの本数が走っています。
また、「学05」系統は目白駅から日本女子大学まで運行されており、
学生が多く利用しているので、「白61」系統をカバーする形で運行されています。
■千住自動車営業所
〔主な運行エリア:王子駅、北千住駅、竹ノ塚駅、足立区役所、浅草、西新井大師〕
北千住駅、竹ノ塚駅、王子駅をメインとして運行している営業所です。
浅草エリアにも乗り入れ、浅草、三ノ輪、千住など下町観光地を中心に運行している為、住民から観光客まで幅広く利用されています。
「北47」系統は1時間あたり約6~7本と多く、北千住駅から竹ノ塚駅間の路線は閑静な住宅地が広がっています。
■南千住自動車営業所
〔主な運行エリア:南千住駅、錦糸町駅、上野駅、日暮里駅、上野松坂屋、東京スカイツリー、浅草雷門〕
浅草駅、錦糸町駅、日暮里駅発着のバスが多い営業所です。
千住自動車営業所と同様に下町をメインに、浅草や東京スカイツリーなどの観光名所付近を運行しています。
日暮里駅~錦糸町駅間を運行する「都08」系統は、1時間に約7~8本運行しており、
千住自動車営業所と同様に観光スポット周辺を走行します。
■南千住自動車営業所青戸支所
〔主な運行エリア:平井駅、押上駅、八広駅、浅草、東京スカイツリー〕
錦糸町駅、平井駅発着の本数が多い営業所です。
「上23」系統は1時間あたり約5本運行され、住宅地(平井周辺)から東京ソラマチ(東京スカイツリー)や、
浅草、上野と商業施設が点在している地域を結んでいます。
また、浅草、上野、東京ソラマチ(東京スカイツリー)を発着するバスは、観光客のちょっとした移動手段としても利用されています。
総括として
3回に渡って紹介してきた都営バスの特徴はいかがでしたでしょうか?
営業所ごとに利用者層に違いがあり、JR山手線の内側に会社や学校、大学病院などの重要施設が
点在しているのに対し、それ以外は基本的に住宅地が広がる為、それぞれの地域で客層がはっきりしています。
運行エリアは都心部と言う事もあって、駅から少し離れた場所から最寄り駅へ向かうお客様も多く利用されています。
細かな道を走ることが出来る路線バスのメリットを活かして広告を出すのもありかもしれません。
出典:文部科学省発行「平成26年度 学校基本調査報告」を参照
〈前の記事〉