一目で分かる!
路線バスの走行エリアまとめ
【神奈川県版】
2017年11月13日
カテゴリ: 大人の自由研究
こんにちは。大人の自由研究・バス班です。
突然ですが、「バス」の語源・由来をご存知でしょうか。
【Wikipedia-バス(交通機関)より引用】
「バス」の語源は、ラテン語で、「すべての人のために」という意味のomnibus(オムニブス)から来ている。スタニスラス・ボードリーが乗合馬車事業を始めたころ、ナント中心部(フランス)のコメルス広場にはオムネ (OMNES) という帽子屋があり、「OMNES Omnibus」という看板をかかげていた。この看板が馬車乗り場の目印ともなったことから、馬車の方もオムニビュスと呼ばれるようになり、みんなのための車というvoiture omnibus という語が生まれた。後にomnibusが英語読みで短縮されて「バス」となった。
とのこと。他でも調べてみましたが、だいたい同じようなことが書いてあったので、だいたい合っていることでしょう。
ご存知でした?
私は知りませんでした…なにか?
では本題。
第一弾の都内版に続き、今回は神奈川県内を運行する主な路線バス事業者が、「県内のどのあたりを走っているか」を調査。
バスメディアを多く取扱う当社としては、バスの走行エリアを把握しておくことはとても重要です!
都内版と同様に地図に落とし込んで、一目で分かるようになっている…はずです。
それでは、調査結果をどうぞ!※グループ会社は一括りにしています。
横浜市が運営する公営の路線バス。
横浜市の中心部と横浜副都心に指定されている駅(新横浜駅、上大岡駅など)を運行しています。
特に年間4,000万人近くも訪れる横浜観光地、みなとみらい・中華街などの重要なエリアは、横浜市営バスが高いシェアを占めています。
その為、地域住民のみならず、観光客も多く利用しています。
川崎市内のほぼ全域をカバーする路線バスです。
近年、特に武蔵小杉駅周辺が、高層マンションや商業施設が急速に建ち始めた関係で、市内の人口が急激に増加しました。
川崎駅には繁華街や、大型商業施設が建ち並び、武蔵小杉、溝の口などは住宅地が立ち並んでいます。
東京、横浜の間に挟まれている為、通勤通学などの利便性が高く、武蔵小杉駅だけでなく、登戸駅や新川崎駅周辺でも再開発が進んでいて、更なる発展が期待されます。
小田急グループに属するバス会社。
バス保有台数は、なんと1,900台以上で日本最大級。その台数を活かして、県央部を網目のように運行しています。
特に厚木・平塚・茅ヶ崎エリアは圧倒的なシェアを占め、相模原市に隣接する東京の八王子・町田エリアまで乗り入れ、地域住民の足として利用されています。
また、観光名所のある横浜や湘南エリアへは来訪者の足として、重要な役割を担っています。
京急グループに属するバス会社で社名のとおり、川崎市東部と横浜市鶴見区を運行しています。
内陸側は住宅地が建ち並び、東京湾寄りの工業地帯では通勤利用客が多く利用しています。
また、交通量の多い産業道路や第一京浜、国道一号線などを運行している為、バスの車体広告(ラッピングバス)もお薦めです。
さらに、走行エリアが集中していることで、より一層のエリアセグメントが可能です。
前述した臨港バスと同様に京急グループを形成するバス会社で、横浜駅以南の京急線沿いをメインに運行しています。
特に横須賀市、三浦市では高いシェアを占めています。
三浦半島エリアは自然を満喫できる観光スポットとして人気が高く、京急電鉄から観光切符を発売するほど。その為、観光客の利用比率が高くなっています。
利用層が高所得者の比率が高いと言われている東急線沿線をメーンに運行しています。
【リクルート SUUMO 住みたい街ランキング2016】で4位に輝いた武蔵小杉。このエリアは再開発により、商業施設やタワーマンションが建築され、急速な発展を遂げています。
田園都市線沿線はアップダウンの激しい地形が多く、車を運転しない方や高齢者などの利用比率が高いのが特徴です。
県内での運行は川崎市西部と横浜市青葉区(一部)を運行しています。
メーンは住宅地を運行してますが、エリア内に明治大学や専修大学などの教育機関が点在しており、学生の比率が高いのも特徴。
相模鉄道グループのバス会社で相鉄線(いずみ野線沿線を除く)をメインに運行しています。
周辺には横浜国大や高等学校も多く、学生の比率が高くなっています。
また、県内唯一の運転免許試験場(最寄駅 相鉄線二俣川駅)に向かう利用客に、車関係のクライアント様はいかがでしょうか。
小田急グループに属するバス会社。
相模湾の海沿いの江ノ島や鎌倉周辺をメインに運行しており、観光客の利用比率が高いのが特徴です。
また、横浜駅、上大岡駅、大船駅など主要駅に運行しており、地域住民の足としても重要な役割を担っています。
以上、代表的なバス会社をご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
神奈川県のバス利用状況は、家から最寄り駅に向かう際と観光地に向かうための手段として、バスを利用する比率が高いのが印象です。これは都内と比べ鉄道網が密集していないからだと想像されます。
電車に比べてバスは“地域密着”という言葉がしっくりくる。やはりそれはバスの語源に由来するのかもしれないですね。それでは、また。
一目で分かる! 路線バスの走行エリアまとめ 【都内版】はこちら 、【埼玉県版】はこちら、【千葉県版】はこちら
※走行エリアは当社調べ