Chapter_2-1
「都営バスはどんな利用者が多いのか??
(渋谷・新宿・小滝橋・杉並・早稲田・青梅)」
2016年5月1日
カテゴリ: the 鉄の極み
大好きな電車・バスをよりキレイに撮る為、一眼レフカメラを新調しようかと考えているこうのしんです。
今回は、前回の横浜市営バスに続き、東京都内を運行する都営バスについてレクチャー致します。
まずは都営バスの紹介から・・・
都営バス、通称『都バス』は約1400台の車両を保有する、東京都の公営交通でございます。
緑とオレンジを組み合わせたデザインの車体で運行しており、マスコットキャラクターの「みんくる」という可愛らしい”生き物”が車体にも描かれています。
そんな都バスですが、営業所、支所の合計がなんと18ヶ所あります!
今日は、都バスの利用者層については各回6ヶ所ずつ、3回に分けてご紹介していければと思います。
第1回は東京の西側をメインにご紹介です。
■渋谷自動車営業所
〔主な運行エリア:渋谷駅、新橋駅、恵比寿駅、田町駅、六本木ヒルズ、日赤医療センター〕
渋谷自動車営業所は全8系統で、それぞれが運行本数、バス利用者共に多い特徴があります。
主に通勤、通学での利用が多数を占め、渋谷から六本木方面に行く際は、電車だと遠回りになってしまいますが、『都01』系統というバスを利用すると乗り換えなしで電車よりも早く到着できるメリットがあります。
都01系統(通称ゼロワン)は運行本数が1時間あたり日中約17本、朝は約28本程度運行されています。
利用者が多い分、バス車内の広告はおすすめです。
■新宿支所
〔主な運行エリア:新宿駅、渋谷駅、東京女子医大〕
新宿支所の運行路線は、主要駅から東京女子医大への輸送がメインです。
大学病院に行かれる方が多く、乗客はシニア層を中心に幅広い年齢の利用しています。
シニア層には車内媒体が適しています。
また、歩行者、一般車の交通量が非常に多い靖国通りや明治通り、青山通りを運行する為、
ラッピングバスなどの車外広告を打ち出すと効果的です。
■小滝橋自動車営業所
〔主な運行エリア:高田馬場駅、春日駅、早大正門、上野公園〕
利用者は早稲田大学生の利用が大半で、1時間あたりの運行本数も日中10本以上が早稲田大学正門まで乗り入れます。
大学構内に乗り入れるため、車内媒体であれば、若者をターゲットにした宣伝が最適です。
高田馬場駅を東西方面に横切る早稲田通りを走行するので、車外広告を出す際は学生や沿線に勤務しているビジネス層に向けてPR出来ます。
■杉並支所
〔主な運行エリア:新宿駅、新代田駅、渋谷駅、品川駅高輪口、王子駅〕
1系統あたりの運行本数は全系統で1時間あたり3~4本程度です。1時間あたりの運行本数は全系統ともに約3~4本です。
東京メトロの路線と並走する区間が多数ある為、駅と駅の間の目的地に向かう人が乗車する傾向が強いです。
走行する主な道路は青梅街道、環状七号線、甲州街道、井の頭通りがあり、どの道路も昼夜問わず、交通量が非常に多いエリアを運行します。
■早稲田自動車営業所
〔主な運行エリア:渋谷駅(東口)、池袋駅(東口)、新宿駅、上野松坂屋、早稲田〕
1時間あたり日中4本以上運行しています。
明治通りを南北に運行しており、渋谷駅東口から表参道までの区間は車体広告で歩行者、ドライバーに向けPRする絶好の場所となっております。
■青梅支所
〔主な運行エリア:青梅駅、東青梅駅〕
全営業所の中で最も特徴があり、例えば、運賃の支払い方法が後払い方式であったり、フリー乗降区間が存在するなど、サービス方法に違いがあります。
また、運行距離が約30㎞・所要時間約2時間の長距離路線も保有しています。
ハイキング途中での利用や、周辺にお住まいの方で最寄駅、もしくは病院に向かわれる方が利用されています。
総括として
青梅支所を除く、営業所・支所は人が集中するエリアを運行しています。
その為、最寄駅から各施設、特に電車が通っていない、もしくは電車を使うと遠回りになってしまう場合に利用するケースがあり、東京に住んでいない方も利用する機会が多いです。(ex渋谷~六本木エリア間・駅から遠い病院etc)
青梅支所は逆に、地元民の利用がメインになっています。
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